新卒で海外に駐在するメリット・デメリット【これだけやれば海外駐在できる】
こんにちは、NOBLOGのノブです。

新卒で海外駐在したい大学生
・新卒で海外に駐在するとどんなメリットがあるの?逆にデメリットは?
・新卒で海外に駐在したいならどんな準備をしておくべき?
そんな疑問を抱えた大学生の方のためにこの記事を書きます。
僕は23〜25歳までの間、新卒でタイに駐在をしていました。
そこで実際に感じた新卒海外駐在のメリット・デメリットや、こういう準備をしていたから新卒でも海外駐在をできた、という内容をご紹介します。
それではいきましょう。
この記事の目次
新卒で海外駐在はできるのか
結論、できます。
なぜなら僕ができたからです。
僕は帰国子女でもないし、大学時代留学経験もありません。
普通に学生生活を送り、普通に就活をしても新卒海外駐在はできます。
次からは新卒で海外に駐在するメリットを解説します。
新卒で海外駐在するメリット
新卒で海外駐在をするメリットは以下の3つ。
- 周囲とは違う経験ができる
- お金が貯まる
- 言語が勉強できる
順番に解説していきます。
周囲とは違う経験ができる

2021年10月時点で海外に在住する日本人は約130万人で、日本の人口の約1%です。(海外在留邦人調査統計調べ)
1%の中には留学や駐在員の家族で海外に住んでいる人たちも含まれています。
新卒となると、130万人の中のさらに数%だと思われます。
日本人口でいうと、新卒海外駐在員は0.001何%とかではないでしょうか。
周囲とは全く違う経験ができるのは間違いありません。
お金が貯まる
駐在員はお金が貯まります。
なぜなら、
- 駐在員手当がつく
- アパート代が不要
- 電気、ガス、水道代、通信費が不要
- 通勤費が不要
- 住民税が不要
だからです。
新卒だと結構生活がカツカツになることが多いです。
奨学金を返さないといけない人だと、月1~2万円しか自由に使えるお金がないというのは全然あり得る話です。
僕は新卒で働き始めて数ヶ月は飲みに行くお金さえありませんでした。
しかし駐在を始めてからは一気に生活が楽になりました。
▼駐在していた時の部屋



上記のような生活コストが一気になくるのに加え、駐在員手当もつきます。
年収でいうと500万円前後だったと思います。
発展度合いの低い国への駐在であれば「危険地手当」と呼ばれる手当がつきますので、もっと多くもらえる可能性もあります。
国税庁の調べによると、新卒の年収年収は325万円、院卒でも375万円なので、新卒駐在員の年収500万円でもかなり多いといえるのではないでしょうか。(平均給与|国税庁調べ)
お金を貯めようと思えば、駐在員は最高です。
言語が勉強できる
英語や言語に興味がある人にとっては最高の環境です。
会社のお金で海外に住みながら、日常生活では海外留学をしているかのような生活をすることができます。
全く新しい言語を勉強すると「意外と英語よりも簡単!」なんていう発見があるかもしれません。
僕も実際にタイに駐在したとき、タイ語を勉強しました。
▼こんな感じ。
新しく覚えたフレーズや単語をすぐに使える環境はめちゃくちゃ楽しいですよ。
まるで魔法使いにでもなった気分になれます。
新しい言語を身につけたいなら駐在員は最高の環境だと思います。
この記事を読むと言語へのモチベーションが高まります
> 【インタビュー形式】僕がNOBLOGで発信をする理由【外国語はもっと気軽に話せる】
新卒で海外に駐在するデメリット
次に新卒で海外駐在するデメリットはこの3つです。
- 仕事を終わりに友人と飲みにいけない
- 食事が合わない可能性がある
- 駐在員のノリが古い
詳しく解説しますね。
仕事を終わりに友人と飲みにいけない
上の項目で紹介した通りですが、新卒で海外に駐在している人は1%以下です。
基本的に自分の周りにいる日本人は若くても40代。
話が合う人がいないんですね。
日本で仕事をしていれば、仕事終わりに同期と飲みに行ったりできます。
飲みながら仕事情報交換をできるんでしょうが、海外駐在をしているとそれができません。
日本にいる大学の友人が、仕事終わりに飲みに行ってる写真を見てとても羨ましかったのを覚えています。
ただ現地人であれば同年代の人もたくさんいるので、その人たちと仲良くなって遊びに行くということは全然できます。
食事が合わない可能性がある

これは人それぞれですが、現地の食事が絶望的に合わない人もいると思います。
特に中国はご飯が脂っこっくて口に合わない、という話を聞きます。
タイやベトナムであれば現地のご飯はおいしいので食べ物へのハードルは低いはず。
ただ都会であれば日本料理店もあるので、無理して現地食を食べ続ける必要もないのかなと。
僕も週末は必ず日本料理を食べていました。
駐在員のノリが古い
駐在員は基本的におっさんしかいないので、ノリが昭和です。
例えば、一気飲みをする、カラオケ(日本でいうキャバクラみたいなもの)大好き、ゴルフ大好き、休日も朝からゴルフに連行される。
こんな感じで、昭和感満載です。
そういう付き合いが苦にならない人であれば問題ないです。
ただ
- 終業後は自分の時間を確保したい
- 休日はゴルフにいきたいくない
って人ならキツいと感じることがあるかもしれません。
▼僕もこんな感じで欲しくもないゴルフクラブセットを買わされました、、
もちろんこれは僕が駐在していた会社の話なので、必ずしもそうだとは限りません。
しかし駐在している人の年代からすると、そんな感じの古いノリになりやすいでしょうね。
タイ駐在時代の数少ない新卒駐在員仲間も同じような生活をしていました。
新卒で海外駐在したいならやっておくべきこと
新卒で海外駐在したいならこの3つをやっておきましょう
- 英語の勉強
- 駐在する国の言語を勉強
- バックパッカー
英語の勉強
英語の勉強が必要な理由は以下の2つ。
- 面接でアピール材料になる
- 赴任後、現地語を覚えるまで使える
目安としてはTOEIC800点くらいを目指しましょう。
それくらいあれば、就活時の面接で「こいつは英語ができるやつだ」と認識してもらえます。
僕は新卒の就活の際にTOEIC810点を持っていましたが、どこの企業の面接にいってもウケは良かったです。
採用の時点で「海外要因」として採用されるので、TOEICは絶対あった方がいいです。
▼こんな感じでTOEIC用の参考書を買って勉強しましょう。

それから英語圏以外の国に駐在になる場合、現地語を覚えるのに時間がかかります。
現地語が話せるまでの間やはり英語を使います。
英語は世界共通語。
どこの国でも都市部であれば英語は通じるので、簡単な英会話はできるようになっておいた方が良いでしょう。
日本にいながらでも英会話は勉強できます。
オススメはオンライン英会話です。
駐在後現地で使う英会話は正直オンライン英会話だけで十分です。
月謝も安いので、駐在したいなら絶対にやっておきましょう。
オンライン英会話をやるには勇気がない…って人はこの記事を見てみてくださいね。
> オンライン英会話、勇気が出ない?【そんなあなたの背中をそっと押させてください】
駐在する国の言語を勉強

駐在先が英語圏でない場合、できれば現地語も勉強しておきましょう。
現地の言葉を話せると、現地の人からの見る目が変わります。
「その国をポジティブに捉えている」ことをアピールすることができます。
逆の立場になるとよくわかります。
何年も日本に住んでいるのに
- 英語だけで生活しようとする外国人
- 流暢じゃないけど、日本語を話す外国人
どちらと仲良くなりたいですか?
圧倒的に後者だと思います。
言語を話すことはその国の習慣や文化も理解することになります。
決してペラペラでなくてもOKです。
数字を数えられる、挨拶ができる、自己紹介ができる、くらいで全然大丈夫です。
僕も海外駐在する前はタイ語の単語帳を買って、はい、いいえと数字を覚えました。
バックパッカー

学生で時間があるうちに色々な国にいっておいた方がいいです。
メリットは、
- 現地の食事がわかる
- インフラレベルがわかる
- 空気感がわかる
です。
僕も在学中にタイや、ベトナム、インドをバックパッカーしました。
なので、駐在前にタイの食事や空気感はある程度わかっていました。
タイなら食事は美味しいし、インフラはそれなりに整っているので、駐在しても全然生活していけるなとイメージがありました。
いくらネット上の映像や文章を見ていてもやはり現地の空気感は現地にいかないとわかりません。
現地に行くとここが生活していける国なのかイメージできます。
▼バックパッカーでタイに着いて初日のご飯。この国なら余裕で生活できるなと思いました。
ちなみにバックパッカーをするにしてもやはり英語は必要です。
この記事ではバックパッカーでどのくらいの英語力が必要かまとめました。
> バックパッカーはどのくらいの英語力が必要なのか?
新卒で海外で働くなら「駐在員」か「現地就職」か
駐在員としてではなく、現地就職で海外で働くという方法もあります。
しかし駐在員と比べると、厳しい生活になります。
- 住む場所が現地人と同じ
- 医療機関は現地レベルになる
先進国であれば、現地人と同じ生活レベルでも問題ないです。
しかしタイやベトナムなどの場合、現地人と同じ生活レベルにすると、医療レベルや住む場所のレベルは日本と比較するとかなり落ちることは間違いありません。
▼タイのローカルアパート
駐在員であれば、お手伝いさん付きのアパートに住むことができ、医療も日本と変わらないレベルを期待できます。
生活のレベルを日本に合わせたいのであれば、確実に駐在員がオススメです。
まとめ
そんな感じで新卒で海外に駐在するメリットをご紹介しました。
まとめると、
メリット
- 周囲とは違う経験ができる
- お金が貯まる
- 言語が勉強できる
デメリット
- 仕事終わりに友人と飲みにいけない
- 食事が合わない可能性がある
- 駐在員のノリが古い
デメリットもありますが、メリットの方が多いと感じでます。
また海外で駐在したいなら英語の勉強はマストです。
そもそもそれがないと、海外駐在の切符を手に入れられないです。
プラスして、バックパッカーの経験や現地語勉強をしておきましょう。
珍しくとても良い経験になることは間違いないので、ぜひ新卒海外駐在目指してみてください!
それではまた。
こちらの記事には僕がタイに住むメリット・デメリットをまとめてみました。
> タイに移住するメリット・デメリットとは?【1年半の駐在で分かったこと】
※写真は全て僕が撮影したものを使用しています。