専門商社は激務なの?【3年以上働いた僕が実体験をもとに解説します】
こんにちは、NOBLOGのノブです。
「専門商社で働きたいけど、商社って休みがなさそうで怖い…」
「ワークライフバランス重視ならどんな商社で働けばいいの?」
というお悩みを持つ方に向けて記事を書きました。
この記事を読めば以下のことがわかります
それでは専門商社で3年以上働いてきた僕が解説します。
専門商社と総合商社の激務度合い
一般的に商社は激務と言われます。
そして専門商社よりも、総合商社の方がより激務だという風潮があります。
実際Twitterを見てみるとこんなツイートがありました。
専門商社で働く方のツイート
私は割と大きめの専門商社で経理をしてるが、不満に思ったことは無いなー。 給料は35くらいで900万くらいいく感じだし、決算は忙しいけどチームプレーが多いから責任もそんな無いし。
— 専門商社経理マン (@senmonshoshaKRI) October 30, 2021
専門商社あるある
管理部隊 のんびり、人事だけなぜかクソ忙しい
営業部隊 部署によるが、基本顧客第一のため、クソ忙しい
駐在員 ご多分に漏れずクソ忙しい働き方改革もあり、5年前より、営業部隊のワークライフバランスは改善してます
— やみーXiong (@xiongxi0715) December 28, 2020
結構部署にもよるみたいですね。経理や総務なんかの管理業務だとわりとまったり。
営業だと忙しいみたいな感じですかね。
総合商社で働く方のツイート
子供が寝て少しだけ仕事してたら夫が不機嫌。しゃーないやんフルタイム勤務っすよ。総合商社なめんなよ、忙しいんだよ。
— ポニー@2y (@nami63684580) July 8, 2021
総合商社の激務度やばいな…外資コンサルのわたしが引くやばみがある…
— ムニョ(˙-˙э ))э (@sgls016) October 15, 2018
2020年以降の働き方改革で改善されてきてはいるものの、基本「忙しい」「激務」というツイート多めです。
僕の働いていた専門商社は激務だったか
結論僕の働いていた専門商社は激務じゃありませんでした。
いわゆる”ホワイト”ですね。
働いてたのはこんな感じの条件です。
- 9時 – 18時の定時帰り
- 土日・祝日、年末年始、GW、お盆はカレンダー通り
- 月1回は有給強制取得
- 1ヶ月に1回くらい20時まで残業
- 半年に1回くらい休日出勤があることがあった(船の入港次第)
- コロナ前は月1回くらいでお客さんの接待が22時くらいまで
上記のような感じ。
ときには仕事中は電話が鳴りまくり、トラブル発生しまくり、みたいなときはありました。
でも何もなければ、ワークライフバランスが取れた働き方ができていました。
そして平日は18時半には帰宅し、こんな感じで趣味のテニスをほぼ毎日やっていました。
仕事後に体を動かすと、充足感がめっちゃあるので、また明日の仕事も頑張ろうという気持ちになれます。
たまに「お客さんとのご飯めんどくさいな〜」なんて思ったときがありましたが、2年目くらいからは「ただで美味しいご飯が食べられるし、まあええか」みたいなメンタルになってきてました。
激務じゃない専門商社の選び方
専門商社でも激務のところとそうでないところがあります。
僕なりに激務じゃないホワイトな専門商社はこんな感じかなってのをまとめてみました。
- 商材がニッチ
- 業界が古い
- 社風として残業をNGとしているか
順番に解説していきます。
商材がニッチ
僕はこんな感じの「トウモロコシの芯を砕いた穀物」を輸入する仕事をしていました。
聞いたことも見たこともないですよね。
この商材を仕入れている商社って日本でも多くなくて、業界もめっちゃ狭いです。
どの会社がどのお客さんに納入していて、海外のどこのメーカーから購入しているかというのも割と把握されています。
それに海外の仕入れ先と日本の輸入商社側が総代理店契約(要は「ウチ以外のメーカーに売るなよ」という契約をします)をしているところがほとんんどなので、新規が参入しづらいです。
もちろんこの狭い業界内での競争はあるものの、恐らく総合商社が繰り広げているような血で血を洗うような競争には巻き込まれないです。
こんな感じでニッチな商材を扱っていて、その業界ですでに存在感を確立させてい専門商社は激務に巻き込まれない一因になりえると思います。
業界が成熟している
上にあげた商材がニッチとも若干かぶるんですが、業界が成熟しているというのも、激務になりにくいポイントかと思います。
なぜなら成熟している業界は上の人たちが「人との繋がり」で仕事を回してたりします。
僕のいた専門商社もその気が大いにありました。
あの会社とは先代の頃からの長い付き合いだから、あの会社にはあのとき助けられたから、みたいな、感じで仕事が決まったりすることが結構あります。
こうなると上と同じで、激しい競争には巻き込まれにくいですね。
社風として残業や休日出勤をNGとしているか
これはまじで超重要だと思います。
僕が働いていた専門商社は18時になると、「はよ、かえれよ〜」みたいな雰囲気になって残業しづらい雰囲気がありました。
そうなると、1人が仕事を抱えていると全員でフォローし合ってなんとか時間内に帰ろうとする空気感になります。
僕は今の会社で3社目で強く感じるのですが、この会社が残業をNGとする雰囲気を出せるかどうかは本当に会社によります。
なので、マイナビとかリクナビの募集要項でそのあたりはよく見た方がいいです。
僕の働いていた専門商社は募集要項に「残業はしない雰囲気」がめっちゃ現れてて、ほんとにその通りでした。
僕がどうやってこの会社を探したのかをこちらの記事にまとめました!
>>中小企業の専門商社に転職を決めるまで。転職活動の軸や使っていたサイトを共有します。
「専門商社は激務か?」のまとめ
まとめるとこんな感じ
- 忙しいかどうかは部署にもよる。管理系部署はまったり、営業は忙しい傾向
- 僕の働いていた会社は超ホワイトだった。
- まったり専門商社の選び方は「商材がニッチ」「業界が古い」「社風として残業をNGとしているか」
ここまでお読みいただきありがとうございました。
「中小の専門商社」で働くメリット・デメリットはこちらにまとめました。転職するなら個人的には結構オススメします。
>>中小の専門商社で働くメリット・デメリットとは?【まったり働きたいならオススメです】
※記事中の写真は商社時代に僕が撮った写真のみを使用しています。