英語はできないけど貿易事務になれる?貿易商社で働いた僕が解説します
こんにちは、NOBLOGのノブです。
貿易事務員を目指すあなた
「貿易事務で働きたいけど、英語を話せないとムリ?」
「英語が好きで読み書きはできるけど、話すのは苦手…こんな私でも貿易事務になれるの?」」
結論なれます!
僕は商社の営業で3.8年働いていました。
社内の貿易事務の方と二人三脚で仕事を進めていましたので、貿易事務の彼女たちが日々どんなお仕事をしていたのかよく分かります。
「貿易事務には英語ができなくてもなれる」ということをよく知っています。
この記事では貿易事務の仕事となぜ貿易事務は英語ができなくてもなれるのかご説明します。
この記事の目次
貿易事務の仕事内容
まず貿易事務の仕事内容をざっとお見せするとこんな感じです。
専門用語もありますので、ざっとこんなことしてるんだ〜ってくらいで流し読みでOKです。
- 貿易書類を通関業者へ送付
- 海上保険の手配
- 請求書の作成
- 注文管理
- 出荷手配
- 在庫管理
- お客さんからの電話対応
- 来客対応(お客さんが事務所にきたときにお茶を出したりをお願いします)
- 郵送品の発送、備品の管理
知らない単語も出てくるので難しそうに見えるかもしれません。
でも大丈夫です。
貿易事務の人はみんな未経験でも、いつしかルーティンワークとして難なくこなせるようになります。
次からは英語ができなくてもなぜ貿易事務になれるのかをご紹介しますね!
貿易事務が英語ができなくても大丈夫な理由
貿易事務が英語ができなくても大丈夫な理由はこの3つです。
- 貿易用語を覚えられればOK
- 国内配送手配ができればOK
- 英語の電話は掛かってこない
順番に解説していきます。
理由①:貿易用語を覚えられればOK
貿易用語は英語ですが、とても短いのですぐに覚えられます。
最もよく使う貿易用語を書いてみますね。
- Invoice:送り状
- Packing List:輸出入貨物の明細書
- BL:船荷証券
- Arrival Notice:本船の到着を知らせる通知書
- ETA:船や航空便の到着予定日
- ETD:船や航空便の出発予定日
- FOB:本船渡し
- CIF:運賃保険料込み条件
どれも”英単語”ではありますが、”英文”ではないですね。
「船荷証券とか、本船渡しとかなんのこっちゃ、、」と思われるかもしれないですが、大丈夫です。
これらも実務とあわせてやってみると案外すんなり頭に入ってきます。
逆に「入社前に勉強しておこう〜!」と思って勉強しようとすると覚えられないかもしれないです。
先輩から教えてもらいながら実務で覚えるのが良いですよ!
これらの単語が分かれば、英語はできなくてもOKです。
理由②:国内配送手配ができればOK
英語ができなくても、国内のお客さんへのしっかりした対応できる方は最高です。
例えば輸入商社であれば、貨物が外国から日本についた後はこんなプロセスを踏みます。
- 輸入書類を国内通関業者へ送付する
- 通関が切れたら運送業者と配送可能日の調整をする
- 配送予定とお客さんの工場の受け入れ予定を調整する
シンプルに書くとこんな感じです。
↑の業務の中で英語は一切使いません。
なぜなら日本人相手なので。
また配送業務はある程度作業がルーティン化しているので、英語力より国内の仕事を間違いなく確実にこなしていける能力が求められます。
理由③:英語の電話は掛かってこない
英語ができなければ、あなたに英語の電話は掛かってきません。
その場合英語ができる営業の人が取ります。
仮になんかのタイミングで電話をとってしまっても「ちょっとお待ちください(Hold on please)」、この一言を伝えて、さっと電話を隣の先輩に渡してもらえれば大丈夫です。
僕が輸入商社で3.8年働いている間、貿易事務の人と働いたのは2人でした。
どちらも英語は全くと言ってよいほどできなかったです。
でも国内のお客さん相手にしっかりとした対応をしてくれたり、間違いない在庫管理や請求書発行をやってもらっていました。
英語ができなくても、女性ならではのきめ細かい仕事をやってくれるだけで、貴重な存在です。
だから英語ができなくても大丈夫ですよ!
「貿易事務検定」は必要か
「貿易事務検定」なるものがあるようですね。
正直僕は全然知りませんでした、、笑
結論、あるに越したことはないですがなくても大丈夫です。
僕も貿易商社で働く前は貿易用語なんて一切知りませんでした。
一緒に働いた2人の貿易事務の人も全くの未経験で、「Invoiceってなあに?」から始まりました。
あれば実務にスムーズに入っていけるので、あるに越したことはないです。
でも貿易事務として働けないかというと、全然そうではありません。
それよりも
- 請求書を間違えない
- 在庫管理を間違えない
- お客さん対応が丁寧
- 一般的な常識を身につけている
って方が重宝されると思います。
貿易事務が英語がほんの少しできれば、さらに良い感じです
というわけで、貿易事務は英語ができなくても大丈夫です、なれます。
でもですね、ほんの少しだけでも英語ができると、一緒に働く人としては間違いなく嬉しいです。
なんか上から目線っぽくなってすみません。。
でもこんなエピソードがありました。
僕が一番長く一緒に働いていた貿易事務の人は、入社したときは全く英語ができませんでした。
できないというより、英語でメールを作ることすら恥ずかしがっている感じでした。
なので英語のメールは全て僕が翻訳して、彼女に内容を伝えていました。
でも1年くらい経ったあるとき、海外からきた英語のメールを読んでくれて、「これってこういうことですか?」って聞いてきたことがあったんです。
今までは僕が全部翻訳して内容を伝えていたんですが、彼女自身で英語を読もうとしてくれたんです。
またあるとき、自分で調べながら英語でメールを書いてくれて、「海外の取引先に送りたいから、ノブさん確認してください!」って言ってきたときがありました。
正直感動しました、お任せできる仕事の範囲が広くなるし、何よりもそのトライが嬉しかったんです。
だから今は英語ができなくても、簡単な英文だけでも書けたらいいので、少しづつ英語に慣れていくのも良いと思いますよ。
今はオンライン英会話なるものがあって、めちゃくちゃ勉強しやすい環境が揃ってます。
初心者の方がにオススメできるオンライン英会話教室をまとめてみたので、やる気がみなぎった方は、コチラの記事をご覧ください。
> 【2022年版】初心者向けのオンライン英会話4社を徹底比較!
まとめ
そんな感じでまとめると、貿易事務は英語ができなくてもなれます。
理由は、
- 貿易用語を覚えられればOK
- 国内配送手配ができればOK
- 英語の電話は掛かってこない
この3つです。
でもほんのちょっと英語でメールが書けるだけで一緒に働く人としては、めちゃくちゃ嬉しいんです!というお話しでした。
英語は少し話せる、書けるだけも僕はすごいことだと思ってます。
ぜひ英語、トライしてみてください。
それではまた。