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ガルーシャ(スティングレイ)とは?タイ輸入で仕入れる際にチェックしたいポイントもご紹介

SIDE JOB THAI IMPORT

こんにちは、NOBLOGのノブです。

タイ輸入の記念すべき第1便として、タイの特産品であるガルーシャ(エイ革)の財布を仕入れました。

ガルーシャってタイ輸入を始めるまで全く知らなかったんですが、何か不思議な魅力がある革製品です。
今日はそんなガルーシャについて、ここ数日で調べたことをレポートしたいと思います。

これからタイ輸入をはじめてガルーシャの仕入れを考えている人の参考になれば幸いです。

それではいきましょう。

この記事の目次

ガルーシャとは

ガルーシャとは

ガルーシャとは一言でいうとアカエイの「エイ革」です。

他の呼び名としては、「スティングレイ」「シャーグリーン」などがあります。

なぜエイ革をガルーシャと呼ぶかというと、18世紀に刀や刀剣などの鞘作りでエイ革を用いて活躍した「ジャン・クロード・ガルーシャ」という人に基づいているらしいですね。(参考:ガルーシャ|Atelier AKNAS

エイ革は昔、その頑丈さから日本でも刀の鞘部分に配されていたのだとか。

また、ガルーシャは動物性とミネラル性の両方の成分を併せ持つ素材で、かなり頑丈な素材です。
ミネラルって石とかに含まれる成分ですよね。

確かに触った感じも動物の革というより、石を敷き詰めた布を触っている感覚に近いです。
実際ネットで調べていても、「牛は10年、エイ革は100年」というフレーズを幾度も目にします。

この真ん中にある一番大きい白い粒は、「スティングレイハート」「スターマーク」「天眼」と呼ばれていて、1匹のエイから1つしか取れない貴重な素材です。

スターマーク

ガルーシャを加工できる職人は日本ではほとんどいない一方、タイには腕の良い職人がたくさんいるようです。
革職人の方も、エイ革の加工は「激ムズ」と言っています。

だから皆んなタイからエイ革を仕入れるんですね。

ガルーシャの長財布を購入する前にチェックしたいポイント

ガルーシャ 長財布

今回タイ輸入記念すべき1回目の仕入れでは、2つのガルーシャの財布を仕入れました。

▼購入したお店はこちら

チャトチャックのウィークエンドマーケットにある「Kathima」というお店。
タイ人現地のビジネスパートナーに見つけてもらったお店です。

こんな感じで実際の商品の動画を撮ってもらいながら品を選びました。


ただ正直はじめての購入でどこをどのようにチェックして良いものかほとんどわかりませんでした…。

とりあえずお店の人に聞いてもらったのは、

  • 中身が本革であるかどうか
  • お店のロゴは入っているかどうか

外の革はエイ革であることは写真から見ても間違いありませんが、中に使われている革の素材が気になりました。
確認したところ、牛本革とのことで、実際に日本についてから確認してもちゃんと本革の香りがありました。

▼財布の中身はしっかり牛革です
ガルーシャ 財布の中身

あとロゴについては、「GENUINE STINGRAY SKIN」という文字とエイのマークが入っていていました。

正直ちょいダサのロゴなので、できればロゴなしが欲しかったんですが、このKathimaというお店にある財布は全てのこのちょいダサロゴが入っていましました。

▼「GENUINE STINGRAY SKIN」のちょいダサロゴ
GENUINE STINGRAY SKINのちょいダサロゴ

ロゴなしの製作は30ロットからしか受け付けていないとのこと。
仕方ないので、ロゴありのを2つ購入しました。

実際に日本についてから、気になったことは以下の点でした。

これからはこのポイントも購入する前にしっかり確認しようと思います。

  • ファスナーがYKKかどうか
  • 表面に汚れがないかどうか
  • クレジットカードがスッとはいるかどうか

まず今回購入した2つの財布のファスナーはノーブランドのファスナーでした。

特に開閉には問題ないのですが、メルカリでリサーチしているとYKKのファスナーを使っているエイ革の財布がチラホラあったので、できればYKKがいいなと。

しかしOEMとかしないと厳しいのかな?

中々そんな良いファスナーをデフォルトのところで使ってるところないよね。
まあ一応次回からチェックしようと思いました。

今回は緑とオレンジの2色を買ったんですが、オレンジの方は表面の汚れがかなり気になりました。
写真ではあまりわからなかったのですが、実際に手に取ってみると中古かと思うくらい汚れてる。

ガルーシャ 表面が汚い

天然物なのでこの汚れが仕方ないものなのか、保管状態が悪くて汚れてるのかわからないですが、できれば綺麗な方が良いなと。

次回からは汚れが目立たない色を買うか、綺麗な保管状態のものを買おうと思いました。

それから日本についた後オレンジの方をチェックしてみると、カードを入れるポケットがかなり小さいことに気づきました。

ガルーシャ 財布 ポケットが狭い

カードを入れるとカードが曲がるほどで、正直いくつかのポケットは使い物になりませんでした。
これは購入前に必ずチェックしたいポイントです。

「スタースティングレイ」と呼ばれる革は希少で高価

ガルーシャの財布を調べていると、通常のガルーシャよりも表面の粒が大きい素材が使われた財布を見ることがあるかと思います。

▼こんなやつです

スタースティングレイ スタースティングレイ

これが「スタースティングレイ」と呼ばれていて、数千匹に1匹しか水揚げされない超貴重な革とのこと。
相場も通常のガルーシャの倍以上の値段をつけているにも関わらず、結構売れているようです。

でもなんで数千匹に1匹しか水揚げされないんだろう?
恐らく突然変異種なのかもしれないですね。

またわかったら追々こちらに追記していきたいと思います。

日本国内でガルーシャの財布を「D to C」している会社

メルカリやAmazonではガルーシャの財布を販売しているセラーは多分10~20人くらいはいる印象です。

ただ、自社サイトを持って販売している会社はどのくらいあるのか調べたところ、

目立つのはこの5社でした。

中でもBAHARIが一番名が通っていて、時点でAtelier Aknasという感じです。
特にAtelier Aknasは、見た感じかなり品質が良さそうです。
BAHARIに関しては正直メルカリで売っている商品とそれほど差がなさそうに見えます。
しかし値段はメルカリの2倍弱です。

もしガルーシャの財布を自社サイトを持って販売できれば、割とブルーオーシャンな感じがしました。
そこまで到達するのがかなり難しそうですが。

ただ「ガルーシャ」のGoogleの月間平均検索ボリュームは1300あって、競合が5社しかないというのは、ブログやアフィリエイトをやっている人たちからすればお宝キーワードです。

いつか自分もガルーシャのD to Cをやろうとこんな記事を書きました。
> 【タイ輸入】ガルーシャの革製品をD to Cしているメーカーまとめ【僕はこのサイトを目指します】

またこんなガルーシャ財布もメルカリで見つけました。

ガルーシャ+栃木レザー ガルーシャ+栃木レザー

この方はOEMで生産しているらしく、外はガルーシャ、中は栃木レザーで作っています。
かっこいい…。

価格も相場より1万円ほど高いですが、かなり売れている模様。

僕もいつかはOEMでガルーシャの財布を作りたいなと思わざるをえません。

まとめ

そんな感じで今日はタイ輸入で仕入れたガルーシャの財布について語りました。

初めての輸入なので、見るべきところがよくわからず「とりあえず仕入れてみた」みたいな形になりましたが、次回からはしっかりと色や品質を見極めたいと思います。
そしていつかOEMでガルーシャを作り、自社サイトでSEO対策して、D to Cで販売したい!

そんな感じでここまでお読みいただきありがとうございました。

こちらの記事で今回仕入れたガルーシャの財布の購入原価や、メルカリ出品後の販売状況をまとめました。
>タイ輸入初心者が初めて仕入れをやってみた結果は?【仕入れ場所や原価を公開】