英会話初心者にキャンブリーはおすすめしません【挫折の可能性大】
こんにちは、NOBLOGのノブです。
約1ヶ月ほぼ毎日 キャンブリー(Cambly)を使ってきましたが、結論初心者には全く向いていないと感じました。
国内の大手英会話レッスンを500回以上受けてきたであろう僕が、なぜキャンブリーは初心者には向いていないか、実体験をもとに解説します。
この記事を読むと以下のことがわかります。
キャンブリーが英会話初心者に向いていない理由
最初にまとめるとこの通り。
- ネイティブスピーカーのみである
- コスパ悪め
- 教材がすべて英語
順番に解説していきます。
理由①:ネイティブスピーカーのみである
キャンブリーにはネイティブスピーカーのみしかいません。
- アメリカ人
- イギリス人
- オーストラリア人
- カナダ人
- 南アフリカ人
- アイルランド
などの講師陣です。
中級者以上の人にはこれがメリットになるんですが、初心者にはデメリットと言っても良いです。
なぜ英会話初心者にネイティブスピーカーがおすすめじゃないかというと、
- 話すのが速い人が多い
- 発音が日本人にとって聞き取りづらい
- 日本と文化的な隔たりがある
からです。
もちろん全てのネイティブスピーカーがこれに当てはまるワケではありません。
ですが、初心者ならまずおすすめなのは「フィリピン人講師」です。
その理由は以下の通り。
- 明るい
- 日本人にとって英語が聞き取りやすい
- 同じアジア人
フィリピン人講師は初心者が挫折しにくい特性を持っています。
しかしキャンブリーには1人もフィリピン人はいません。
まずこれが初心者にとってキャンブリーがおすすめでない理由の1つ目です。
【関連記事】2022年版 初心者向けのオンライン英会話4社を徹底比較!
理由②:コスパ悪め
大手オンライン英会話の料金を見比べてみましょう。
- キャンブリー 15分毎日やった場合:14,990円/月
- hanaso 25分間毎日やった場合:6,578円/月
- ネイティブキャンプ 25分間毎日やった場合:6,480円/月
- DMM英会話 25分間毎日やった場合:6,480円/月
いかにキャンブリーが高いかわかりますよね。
他のオンライン英会話は25分でキャンブリーの半額以下なのに対して、キャンブリーは15分で14,000円を超えてきます。
ネイティブ講師とマンツーマンで話せるという大きなメリットはあるのですが、料金面で見ると非常に高いです。
それから英会話初心者のうちは正直相手がネイティブだろうと、非ネイティブだろうとそんなに変わりはないと思ってます。
なぜなら初心者のうちはまず、
「英語を話す」 「アウトプットをする」
という行為自体に慣れる必要があるからです。
アウトプットに慣れるのがまず乗り越えるべき初心者の壁なので、この段階ではネイティブのメリットを対して感じることは少ないです。
その中でキャンブリーは他の英会話サイトと比較して、料金が高いので、「コスパが悪い」と言えます。
理由③:教材が難しい
キャンブリーはアメリカの会社なので、教材は全て英語で書かれています。
問題文だけでなく、説明文も全て英語です。
初心者のうちはそもそも「英語で何を聞かれているかわからない」といったケースに陥る可能性大です。
例えばこの例題をみてください。
こちらはキャンブリーで超初心者向けの用意された、1番最初に行う挨拶を学ぶ教材です。
「I’ve been doing a lot of traveling.」
「What have you been up to?」
これ、何が書いてあるかわかりますか?
わかるなら全然問題ないのですが、「うーん、ちょい難しいかも」って感じないですか?
なぜなら超初心者向けに作られた教材なのに、いきなり完了系が使われているからです。
日本では中学3年生レベルですね。
超初心者って中学1年生〜2年生くらいのイメージで、こんなくらいのシンプルな英語から慣れていく必要があります。
こちらはネイティブキャンプの教材です。同じく超初心者向けに作られています。
「What’s your name?」
「I’m Jenny.」
わりとすんなり理解できませんか?
初心者はこれくらいシンプルでわかりやすく書かれた教材から丁寧に入っていかないと、「英語難しい…」ってなって挫折するだけです。
これがキャンブリーを英会話初心者の方におすすめできない理由の3つ目です。
英会話初心者がキャンブリーを使う時の注意点
ただそれでも、
「キャンブリーを使いたい!」 「フィリピン人の少し訛った英語じゃなくて、綺麗なネイティブの発音で学びたい!
というガッツのある方なら止めはしません笑
どうしてもキャンブリーを使いたいのであれば、以下のことに注意してみてください。
- 日本語ができる講師に絞る
- 教師の人柄で「親切で我慢強い」を選ぶ
- 「English Conversation 102」を教材として使う
順番に解説していきます。
注意点①:日本語ができる講師に絞る
キャンブリーにはネイティブ講師しかいませんが、日本語が話せる講師が少なからずいます。
例えばこんな風に検索ボックスに「日本語」と打ち込んでみてください。
日本語が話せる講師がでてきます。
ただ注意点として、日本語能力は講師によって大きなばらつきがあります。
また日本語を話せる講師はそもそも多くありません。
この記事を書いている日曜の13時ごろで、オンライン講師は1人のみです。
お気に入りの講師がオフラインとか、予約ができないって状況は結構あるはずです。
注意点②:教師の人柄で「親切で我慢強い」を選ぶ
メニューから「親切で我慢強い」を選んでください。
これ結構重要です。
中には「英語を教えるのに向いていない講師」も紛れ込んでいます。
そんな講師にあたると、
- めっちゃ早口でまくしたてられる
- ため息をつかれる
みたいなことになりかねません。
こんな感じ。
今日キャンブリーでイギリス人の先生に当たったら、全く聞き取れなくて詰みました。😰 先生も英語初心者に教えたことなさそうな人で、ため息をつかれ…
辛かった… でもきっとこの経験が次に活かせるようにもっと頑張ろう…— Seina:English daialy (@Seina11402524) May 8, 2020
そんな講師は、正直講師に向いていません。
こちらから願いさげなので、「親切で我慢強い」を選んであらかじめフィルタリングしましょう。
ちなみにこの「親切で我慢強い」とか「楽しくて社交的」みたいな評価レッスン後に毎回行われる簡易アンケートで、生徒たちから収集した生の声です。
実際に生徒がレッスンを受けて感じたことが反映されているので、信頼性があります。
「親切で我慢強い」のフィルタリングは必ず行いましょう。
注意点③:「English Conversation 102」を教材として使う
「English Conversation 102」はキャンブリーに登録すると無料で使える教材の1つです。
一応この教材がもっとも初心者向けに作られている教材で、まずは基本的なあいさつから学ぶことになります。
教材を使わずいきなりフリートークをやると爆死する可能性大です。
とはいえ、上にも書いた通りこの教材はちょい難し目だと思います。
もし1回のレッスンで理解できなければ、何回も同じ教材を繰り返して使うのがいいと思います。
そろそろ飽きてきたな〜となれば、次の教材に進みましょう。
もちろん、はじめからそこそこ理解できたらどんどん次の教材を使ってもOKです。
英会話初心者なら「ネイティブキャンプ」がおすすめ
僕が超初心者に戻るなら絶対にネイティブキャンプをやります。
(上のリンクから登録すると僕に紹介料が入る仕組みなので、いやな人はGoogleで「ネイティブキャンプ」と調べて登録をお願いします。)
理由はこの3つ。
- レッスンが受け放題
- フィリピン人講師が多い
- 教材が日本語
まずレッスンが受け放題なので、話しまくれます。
しかも料金は1ヶ月6,480円で毎日何回やってもこの金額です。
超初心者なら話せば話すほど、レベルアップしていくので、英語を口にすることに慣れるまでは、とにかくネイティブキャンプで話しまくるのがいいと思います。
3回×25分くらいを毎日やると、失敗も恥ずかしさも気にならなくなります。
あと日本人には嬉しいフィリピン人講師が豊富ですし、教材が日本語で書かれているので、挫折しにくいです。
「英会話初心者にキャンブリーはおすすめしません【挫折の可能性大】」のまとめ
そんな感じで、今日はキャンブリーを1ヶ月やってみての感想をまとめてみました。
結論の繰り返しですが、超初心者には全く向いていないと感じました。
理由は、
- ネイティブスピーカーのみである
- コスパ悪め
- 教材がすべて英語
でした。
そしておすすめは、毎月定額で話しまくれるネイティブキャンプ。
初心者のうちはまずは「英語に慣れる」ことを目指して、話しまくりましょう。
このNOBLOGでは、「外国語はもっと気軽に話せる」をテーマに発信しています。
日本では、外国語を話すことのハードルはとても高く感じてしまいがちです。
でも、言葉は本来「誰かに何かを伝えるため」に使うものであるはず。
どんな短い言葉でも、シンプルな言葉でも、時に発音は正しくなくても、目の前のだれかに自分の思いが伝えられたなら、それは本当に素晴らしいこと。
このブログを読んでくれたあなたが、外国語を話す一歩をそっと踏み出してくれれば嬉しいです。
それではまた。