英検2級の面接(二次試験)の解答が思いつかないときの対処法まとめ!
「面接の英語での回答が全然思いつかない…」
「すぐに英文が出てこない!」
「手っ取り早く解答のテンプレを教えてほしい!」
こんな悩みをサクッと解決します!
英検2級の面接は、この記事で紹介する「解答のテンプレ」をあらかじめ用意しておけば、かなり楽に面接が進みます。
高校2年生のときに英検2級を一発合格し、TOEIC810点の僕が「英検2級の面接で解答が思いつかないときに使いたいテクニック」を紹介していきます。
この記事を読むと以下のことがわかります。
- 英検2級の面接の流れ
- 「イラストの展開説明」の解答が思いつかないときの対処法
- No.3「受験者の意見を問う問題」の解答が思いつかないときの対処法
- No.4「受験者の意見を問う問題」の解答が思いつかないときの対処法
英検2級の面接の流れ
英検2級の面接の流れは下記のようになっています。
この中で瞬時に英作文をしなければいけないのは、黄色で囲った10番と12番です。
ここが英検2級の山場と言えるでしょう。逆にここさえしっかり押さえれば合格にグッと近づきます。
それでは、次からは瞬時に英語が出てくる構文や英語のテンプレを紹介していきます。
「イラストの展開説明」の解答が思いつかないときの対処法
2級の過去問・対策 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
👆こちらは面接で実際に使用する「問題カード」です。
書かれた英文を2回読んだあと、イラストの状況を英語で説明しなければいけません。
このカードを見ながら最終的には以下のような英作文を作れるようになれば、合格です。
- 1コマ目:Mr. Sasaki said to his wife They’ll take care of our baby.
She was happy to know that. - 2コマ目:Ten mins later, he put his bag into the locker.
His wife looked forward to seeing pictures with him. - 3コマ目:Two hours later at the gift shop, he selected some gifts for his son, while his wife started to worry about their baby.
それではこの英文をすんなり作れるためのテンプレを紹介していきます!
対策①:イラストに書かれた英文は全て使う
イラストの展開説明の問題では、
①「言い出し」のセリフ ②「吹き出し」のセリフ ③「展開の英文」
が用意されていますので、これらを必ず全て使います。
そして、不足した部分は次のテンプレを使って補っていきましょう。
対策②:「誰が+何をした」のテンプレを使う
イラストを説明するときは常に「誰が+何をした」のテンプレを使うと英作文が楽になります。
例えばこんな感じ。
誰が+何をした
- Mr. Sasaki said to his wife “they will take care of our baby while we look around”(ササキさんは「彼らは僕たちが見て回っている間、子供を見ててくれるんだ」と妻に言いました。)
- She was happy to hear that.(彼女はそれを聞いて喜びました。)
誰が:Mr. Sasakiが
何をした:~と言った
誰が:彼女が
何をした:喜んだ
イラスト展開の説明をするときは、「誰が+何をした」のテンプレを常に頭に入れて英作文をしましょう。
「ん〜何から言い始めたらいいんだろう…」ということがなくなりますよ。
また、「said to」は1コマ目の吹き出しの内容を説明するのにかなり便利なワードです。
これだけ覚えておくだけでもOKですが、他にもこんな表現が使えます。
- A told B「言った/伝えた」
- A asked B「尋ねた」
余裕があれば状況に応じて使い分けると良いと思います。
対策③:1コマへの解答は2文まで
1コマへの説明は2文までがベストです。
上で紹介した「誰が+何をした」を述べたあとに、心理描写を入れるとスムーズに英文が作れます。
- 誰が何をした
- 心理描写
She was happy to hear that「彼女はそれを知って喜んだ」が心理描写ですね。
その他にも、
- He was very sad(彼はとても悲しんだ)
- She was surprised to see that(彼女はそれを見て驚いた)
このようにNo.2の問題は、
- イラストに書かれた英文は全て使う
- 「誰が+何をした」のテンプレを使う
- 1コマへの解答は2文まで(2文目は心理描写)
を使うことでかなり楽になります。
0から英文を作ろうと思うと大変ですが、ある程度ルールがある中で英作文をすると、「英文が思いつかない!」ということはなくなります。
No.3「受験者の意見を問う問題」の解答が思いつかないときの対処法
No.3ではこんな感じで、「問題カード」に関連した質問がされます。
「Some people say that the number of children will decrease in the future. What do you think?」(将来子供の数が減っていくという人もいますが、あなたはどう思いますか?)
この質問への解答はまず、「賛成か反対」かを明確に答えます。
賛成だったら
I agree.
反対だったら
I disagree.
です。
しかしこれだけで終わってはNGなので、なぜ賛成なのか、なぜ反対なのかを述べる必要があります。
意見を述べるときに使えるテンプレがこちら。
対策①:「It is 構文」を使う
It is ナントカ。
よく聞く構文ですよね。これを使います。
「It is hard/easy」「It is good/bad 」と自分の意見をはっきりと断定しておいて、なぜ「hard」なのか、なぜ「easy」なのかを「because」で繋げていきます。
「I agree/I disagree」の後は「It is構文」でインプットしておくと、その後の英文を作るのがかなり楽になりますよ。
こんな感じになります。
賛成の場合
I agree. It is hard to have children because all costs in Japan are expensive, such as food, cloth, and education (賛成です。日本では食費、衣服、教育費などあらゆるコストが高いので、子供を持つことは難しいです。)
反対の場合
I disagree. It is easy to have children because Japanese government provides parents with financial support.(反対です。日本政府は両親に金銭的支援をしているので、子供を持つことは簡単です。)
対策②:解答の整合性を気にしすぎない
自分の意見を言う上で覚えておきたいのが、「解答が事実と即しているかは気にしすぎない」ことです。
英検の面接では論理的な解答は求められますが、それが事実と即しているかどうかは採点基準にはなりません。
たとえば、この英文。
I disagree. It is easy to have children because Japanese government provide parents with financial support.(反対です。日本政府は両親に金銭的な支援をしているので、子供を持つことは簡単です。)
政府が仮に本当に子供を持ちたい両親に金銭的な支援をしているかどうかは採点には関係ありません。
あんまりにもぶっとんだ意見は避けた方が良いかもしれませんが、それよりも気にしないといけないのは、解答の論理性です。
要は、「あなたは意見に賛成なのか、反対なのか、なぜそうなのか?」これを短くシンプルな英語で答えることができれば、OKです。
No.4「受験者の意見を問う問題」の解答が思いつかないときの対処法
No.4では、「問題カード」とは関係のない質問がされます。
たとえばこんな感じ。
Today, many people buy secondhand goods such as used books and used clothing. Do you think more people will buy secondhand goods in the future?(昨今、多くの人が中古の本や服のような中古品を買います。将来的にもっと多くの人が中古品を買うようになると思いますか?)
No.3と同じようにNo.4でも、まずは自分の意見をはっきりと述べます。
- Yes I do
- No, I don’t
このように解答すると、面接官が
Why(どうしてそう思いますか?)
または
Why not?(どうしてそう思いませんか?)
と聞いてくれます。
こう聞かれたら次のテンプレを使って解答しましょう。
対策①:言い出しのテンプレを覚えておく
- It is because
- I have heard that
- I have watched a new report that
- I think/I don’t think
解答はこれらの言い出しから始める、と決めておけば、スラスラ話している印象を与えることができます。
英検の採点基準で「沈黙」は減点対象なので、言い出しのフレーズだけでも頭に叩き込んでおくことで沈黙を回避することができます。
そしてこれらのフレーズを言いながら、次の英文を考えます。
たとえば「It is because」を使った場合、このように答えることができます。
It is because useful applications such as Merkari, Rakuma, and Shoppies are getting more popular among young people.
「It is because」の代わりに、「I have heard that」を使っても後に続く英文は同じです。
この言い出しの英文は暗記しておけば、言っている間に後に続く文章を考える時間を稼ぐことができますよ。
対策②:解答はゆっくり・はっきりと
英文をゆっくり・はっきりと話すことで以下のメリットがあります。
- 次の文章を組み立てる時間を稼ぐことができる
- アティチュードで減点対象にならない
アティチュードとは以下の項目です。
- 沈黙の時間
- アイコンタクト
- ジェスチャー
- 声の大きさ
ゆっくり・はっきりと話すことで、アティチュードによる減点を防ぐことができます。
まとめ
この記事では、「英検2級の面接で英文が思いつかない!」という方に対処法を紹介しました。
まとめるとこんな感じ。
「イラストの展開説明」の解答が思いつかないときは…
- イラストに書かれた英文は全て使う
- 「誰が+何をした」のテンプレを使う
- 1コマへの解答は2文まで
「受験者の意見を問う問題(No.3)」の解答が思いつかないときは…
- 「It is構文」を使う
- 解答の整合性を気にしすぎない
「受験者の意見を問う問題(No.4)」の解答が思いつかないときは…
- 言い出しのテンプレを覚えておく
- 解答はゆっくり・はっきりと
これらを意識してアウトプットすれば、英検2級の合格にグッと近づきます!
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