バックパッカーはどのくらいの英語力が必要なのか?
結論、英語力がほぼなくてもバックパッカーになれます。
旅をするだけなら単語だけでもいけなくはないです。
でも簡単な英会話ができるだけでバックパッカーの旅はもっと楽しくなります。
目安としては中学1〜2年生くらいの英語力がほしいです。
僕は東南アジアや南アジアを中心にバックパッカーをしました。
なので、その実体験をもとに「バックパッカーにはどれくらいの英語力が必要なのか」をご紹介します。
この記事を読めば以下のことがわかります。
バックパッカーは英語力がなくてもなれます
バックパッカーになって、英語を使う場面は以下の通り。
- 移動(タクシー、バス、電車、飛行機)
- ホテル
- レストラン
- 景色を楽しむ
場面別にどんな英語が使われるのか解説します。
これから紹介する場面は、基本的に英語力を必要としません。
英単語のみでOKです。
移動
タクシー、バス、電車
タクシーやバスでどこかに行きたいとき、
Hi, to ◯◯ please.(◯◯に目的地の地名)と言えば十分に伝わります。
余裕があれば文章を作って
I want to go to ◯◯. みたいに言ってもOKです。
でも地名だけでも十分通じます。
電車も同じで駅員さんに上記のフレーズを言えば、目的地までの切符を売ってくれます。
最近はウーバーなんかがバックパッカーの間でも主流になってきていますよね。
ウーバーを使えばもはや単語ですら必要ないかもしれません。
飛行機
飛行機に乗る時も単語レベルで余裕です。
飛行機に乗るときに使う英語はこんな感じ
Would you like a window or an aisle seat?(窓際か通路側どちらがいいですか?)
Window seat(窓際)/Aisle seat(通路側) どちらか好きな方でOKです。
※ちなみにAisleは「アイズル」じゃなくて「アイウ」です。
外国の空港に着いたらまたにこんなことを聞かれます。
How long are you staying?(どのくらい滞在予定ですか?) What’s the purpose of your stay?(滞在の目的はなんですか?)
これも単語で返答でOKです。
One week/2 weeks/3 weeks/1 month など Tourism/business など
ホテル
ホテルでは着いたときのチェックイン時に英語を使います。
ここもシンプルに
Hi check-in please.
と言って、スマホで予約画面か、印刷した予約ページをフロントの人に見せます。
あとはチェックアウトのときに
Hi check-out please.
と言いながら、鍵を返します。
レストラン
レストランでも難しい英語は全く必要ありません。
海外の多くのレストランには、メニューに写真が書かれています。
なので、指をさしながら
this one please.
と言えば大丈夫です。
超ローカルレストランだと写真がない場合があるので、そのときはこうしましょう
- 誰かが食べている料理を指差しながら「same one please.」
(これバックパッカーの定番のやつですね。) - もしくは読めないメニューを指差しながら、完全に適当に注文する
(バクチなので責任は取りません笑)
あとはお会計のときは
How much?
といえば、計算機に打ち込んでくれます。
それを見て支払えばOKです。
景色を楽しむ
これに至っては単語すら必要ないかもしれませんね。
綺麗な景色をひたすらシャッターを切るだけでOKです。
どうでしょう、僕が実際にバックパッカーをしてきて上記の場面なら難しい英語は全然必要ないな〜って感じました。
でも!せっかくバックパッカーとして旅をするなら、英会話ができれば絶対もっと楽しくなります。
思い出もたくさんできるし、現地の友達もできます。
世界中のバックパッカーとこれまでの旅路を語れます。
だから僕個人的にはせっかくバックパッカーをするなら「ほんの少しの英会話」ができるようになってほしいです。
次からは具体的に英会話ができるとどんな楽しいことがあるか紹介しようと思います。
プラスアルファの英語力があればバックパッカーをもっと楽しめる
移動中に乗り合わせた人と話せる
バックパッカー移動をすると、たくさんの乗り物に乗ります。
- バス
- 飛行機
- 電車
どれも長い移動になります。
みんな移動中は暇で、しかもフランクな人が多いので結構な頻度で会話が発生します。
バスで隣の席になった同じバックパッカーと、電車の向かい席に座った地元の人と。
そんなとき、英語が話せたらあなたの旅のことや、日本のことたくさん話すことができます。
ここは単語レベルでは会話はできません。英語で少し長めの文章を作る必要があります。
30時間の電車移動で
僕もインドで30時間ぶっ続けで電車移動しているときに経験があるのですが、かなりの確率で地元のインド人が話しかけてきます。英語です。
インドの電車は夜行列車で23時間、24時間乗るのがざらなので、スマホの電池も切れ、読む本もなくなり、まじでやることがなくなってきます。
地球の歩き方を3周くらい見終わったところで、インド人が話しかけてきます。
あとは目的地に着くまでひたすら英語で、
- 日本のこと
- これまで訪れた国のこと
- 友人
- 恋人
- 家族
のことを話します。
これも英語が少しだけ話せるからこそできる暇つぶしと、人との出会いです。
宿で世界中の旅人と話すことができる
バックパッカーだと綺麗なホテルよりも、ボロい安宿に泊まることが多くなります。
そしてこういう安宿には必ず共用部分があります。
屋上に小さなテーブルと椅子がたくさん並んでいるイメージです。
ここにいけばいつでもバックパッカーの人たちがいます。
旅人はみんな暇なので、夜な夜なお酒を飲みながら、その国で感じたカルチャーギャップを興奮気味に話します。
ここでも単語レベルでは会話はできません、少しの英会話力が必要です。
現地のグループと仲良くなれる
旅人は現地の人に助けてもらうシーンがたくさんあります。
- 道に迷ったとき
- レストランで注文の方法がわからないとき
- お店の場所がわからないとき
そんなシーンで道ゆく人に聞いてみたり、バスで乗り合わせた現地人におすすめの観光地を聞いたり。
そういう些細な会話から仲良くなり、
明日観光地を案内してあげるよ!
みたいな流れになるときがあります。
やはり単語レベルではなかなか仲は深まらないので、英語で文章を作れると一気に距離が縮まります。
トラブルの解決にワクワクできる
バックパッカーはトラブルと常に隣り合わせです。
なんならトラブルの解決がバックパッカーの仕事だと言ってよいくらいです。
- 飛行機のトランジットに失敗した
- タクシーにぼったくられる
- モノをなくす
- ロストバゲッジ(飛行機でスーツケースが迷子になること)にあう
どれも僕が経験したことです。
こんな状況に会い、頭を抱える度に英語力が試されます。
つたなくても文章を作って、しっかり自分の主張を伝える必要があります。
少しの英語力があるからこそ味わえる達成感
でも、もしこんな状況におちいっても、自分の英語力でトラブルを解決することができれば、きっとものすごい達成感を味わうことができると思います。
いま目の前のトラブルは自分が英語をしっかり話せたから解決できたんだ…!
きっとそう思えるようになります。
ちなみに僕が旅先であった旅人はみんな全然英語ペラペラじゃなかったです。
僕もそうです。
留学もしたことがなく、なんとか頑張って文章を作れるレベルです。
参考までに僕の英語力はこんな感じです。(つい先日受けたオンライン英会話の映像です)
こんなくらいの英語力でも現地の人と会話をして、たくさんの知り合いができました。
【関連記事】2022年版 初心者向けのオンライン英会話4社を徹底比較!
「バックパッカーはどれくらいの英語力が必要なのか?」のまとめ
という感じで、この記事をまとめると以下の通り
- バックパッカーは単語レベルでもなれるよ
- でもプラスアルファの英会話力があれば、人との出会いが旅に彩りを添えてくれます
そんな感じでした。
コロナも終わり、これからバックパッカーで世界中を旅をしようと思う方は、ぜひ少しの英会話力をつけることをおすすめします。
絶対に忘れられない旅ができます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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でも、言葉は本来「誰かに何かを伝えるため」に使うものであるはず。
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