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『ラオス』で『タイ語』を話すのは正解か不正解か?『ラオス人』のアイデンティを考える

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旅の始まりに…

「神はいる」

ふとそう思った。

バンコクから飛び立った小型ジェットはあくまで低空飛行を続ける。

窓の外には、地平まで続く山肌と、気まぐれに現れる村だか町だか分からない小さな家々。

もしこの場所で生まれて育って、今の27歳という年まで生きてたら、きっと僕の中にも神様はいただろう。

宗教家でも無神論者でもないけれど、

「神がいなければ何がいるんだ?」

ってそう思えるような風景が、北のラオスまで、ただ永遠と続いていた。

ラオスでタイ語は通じる

今回僕がラオスに来て確かめたかったことのひとつ。

「ラオスでタイ語は通じるか」

ネットの情報によると、タイ発のテレビやエンタメが広く流入するラオスでは、日常的にタイ語に触れる機会が多い。

彼らはタイ語を理解はできるけど、話せない。
そんな状況らしい。

で、
結論からいうと、通じる

僕はほんの数時間前にラオスについたばかりだけど、まだ英語は話さず、タイ語しか使っていない。

僕がこの数時間で話したタイ語は、

  • 「バナナありますか?(日用品店で)」
  • 「いくらですか?(夕飯を食べたあと)」
  • 「袋に入れて頂けますか?(露天でサンドウィッチを買ったあと)」

上記のタイ語に返ってきた反応は、

  • ラオス語訛りのタイ語で返答される
  • ガッツリとラオス語で返される
  • にやっと笑って、サンドウィッチを袋に入れる。(何語も話さない)

というものだった。

十分にタイ語を理解してくれるな、

と思ったのが、まずここ数時間の印象。

気づいたラオス語訛りのタイ語

今のところラオス語訛りのタイ語を聞けたのは1人だけだけど、特徴としては以下の点があることに気づいた。

母音が短くなる。

例えば、「今」という意味の

「トーンニー」が「トンニー」になる。

「トンニー」はタイ語だと「ここ」という意味になるので、発音は似てるけど全く違う意味になる。(ただこれは個人のくせの可能性があるので、もう少し何人かと話して見る必要があると思う。)

疑問形の「マイ?」が「ボ?」になる

例えば、「わかりますか?」とタイ語でいうなら、「カウチャイマイ?」となるが、ラオス語訛りは「カウチャイボ?」となる。

これはタイ語とは全く違ってしまうので、面白い。

ラオス人というアイデンティティ

とここまで、ラオスという国でタイ語を話してみた結果を少し書いてみたが、通じるとはいえ、タイ語を我が物顔で話すことは

正しいのか?

僕の頭の中でそんな疑問がひとつ湧き上がった。

多分僕がラオス人で、外国人にタイ語で話しかけられたら良い気はしない。

彼らにも「ラオス語」という自分たちのことばがあって、「ラオス人」というアイデンティがある。

なのに当たり前のようにタイ語で「コップンカップ」なんて言われたら、人の庭に入ってきておいて、その態度はなんだ、とならないだろうか。

彼らの心の中はわからない、でもきっとそう思う人もいると思う。ラオスには4日間滞在するから、聞く機会があれば、直接聞いてみようと思う。

ラオス人がタイ語を話されたらどう思うか?

って。

まとめ

数時間前ラオスという国についた。

この国では、南のタイという国の言語を理解する人々が住む。

ラオス人の彼らがタイ語を理解できる理由は、経済的、文化的、歴史的な背景がある。

そんな国で外国人である僕がなんの考えもなしに、我が物顔でタイ語を話すことに少し疑問を感じた答えのない記事でした。

今日はそんな記事でした。

ラオスでタイ語を話すのは良いか、悪いか、僕が出した結論はこうでした。
>>『ラオス』で『タイ語』を話すこと。文化へのリスペクトを。

(この記事は2019年1月2日、僕の過去ブログao-アオ-で公開した記事の転載です。またラオス行きたいな。)