タイ駐在に必要な英語力はどのくらい?【1.5年駐在した僕が解説します】
こんにちは、NOBLOGのノブです。
タイに駐在が決まった、タイ駐在をしたいと考えている方はこんな疑問を持っていませんか?
「タイ仕事をするならどのくらいの英語力が必要なの?」
「タイの日常生活で英語は通じるの?」
そんな疑問を解消すべくこの記事を書きました。
書いている僕は、TOEIC810点、23歳~25歳までの間、新卒でタイ駐在を経験しているので、超リアルな実体験をもとに語れるかと思います。
それではいきましょう。
この記事の目次
タイ駐在で必要な英語力
タイ駐在時に必要な英語力を以下3つのシーンに分けて解説します。
- 欧米の企業と仕事をする場合
- 日系企業と仕事をする場合
- ローカルの企業と仕事をする場合
必要な英語力①:欧米の企業と仕事をする場合
欧米の企業と仕事をする場合かなりハイレベルな英語力が必要となります。
TOEICでいうと900点以上、英検準1級以上は読み書きで必要かと思います。
それにプラスして英会話力も相当なレベルが求められます。
欧米の人も仕事で英語を話すわけですから、英会話教室のときのようにゆっくりは話してくれません。
ネイティブ同士が普通に話すスピードで英語を理解して、また自分も同等レベルのスピードで話す必要があります。
加えて自分の業界で使われる英語や英単語もよく知っておく必要があります。
また、欧米の企業で働くタイ人の英語力もかなり高いです。
社長や上司が欧米人であるため、普段からネイティブと英語力でコミュニケーションをしています。
彼ら欧米の企業の人たちと英語で仕事をするなら、英語力は相当鍛えておく必要があります。
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必要な英語力②:日系企業と仕事をする場合
日系の企業をお客さんや仕入れ先として仕事をする場合、英語は使用しなくても問題ありません。
実際僕がタイに駐在している時の上司は英語はほぼ話せませんでしたが、全く問題なく仕事をしていました。
取引先が日系企業の場合は相手の担当者も、日本人が出てくるか、日本語がペラペラなタイ人が出てきます。
なので、日系企業と仕事をする場合、英語力というよりは、「日本式の仕事力」の方が重要になってきます。
必要な英語力③:ローカルの企業と仕事をする場合
タイのローカルの企業と仕事をする場合、英語は必須と言って良いでしょう。
タイのローカル企業であれば、日本語を話せる人は多くありません。
その場合、やはりビジネス上では英語が第1言語になります。
もしくは、ビジネスレベルのタイ語ですね。
ただ駐在員として働き始める人が、ビジネスレベルのタイ語を操るのは相当難易度が高いので、やはり英語を身につける必要があるかと思います。
仕事で使えるレベルの英語なので、読み書きでいうとTOEIC800点以上、英検準1級以上は必要かと思います。
英会話力は自分の言いたいことがストレスなく伝えられ、アジア圏の訛った英語にアジャストできるリスニング能力が求められます。
ローカル企業を相手に仕事をするなら、英語・タイ語ともそれなりに高い語学力が必要です。
駐在中は英語ではなく、タイ語がメイン
仕事では英語はほぼ必須ですが、タイの日常生活で英語を使う場面はそう多くありません。
やはりタイはタイ語の国です。
ローカルのタイレストランだったり、タクシーだったり、タイ語しか通じない場面が多々あります。
そしてタイ人の英語は最初はかなり聞き取りづらく感じるはずです。
大袈裟ではなく割とこんな感じがリアルです。
結構訛ってるように感じませんか?
でもタイ人に言わせると「日本人の方が訛ってる」そうなので、そこはお互い様ですね笑
タイに駐在するならタイ語を覚えてしまった方が絶対に生活しやすいと思います。
現地の生活にも溶け込めるし、タイ人からの見る目も変わるので、簡単なタイ語は覚えてしまった方が良いです。
タイ駐在中に覚えておきたいタイ語
最後にタイで生活をするなら必須のフレーズをご紹介します。
この他にもたくさんあるんですが、とりあえずこのあたりは生活する上で必ず使うフレーズです。
【これください】
アオ アンニー
【お会計お願いします】
チェック ビン ドゥアイ
【英語できますか?】
パサーアンキッ(ト)ダイ マイ?
【ここに行きたいです】
ヤーク パイ ティニー(地図を指差しながら)
【トイレはどこですか?】
ホンナーム ユーティナイ?
注意点としては、タイ語は声調言語(声の上がり下がりで単語の意味が変わる)なので、このまま読んでも通じない可能性が高いです。
参考程度に見てもらえれば良いかと思います。
また文章の最後に男性であれば「カップ」、女性であれば「カ」をつけることで丁寧な印象を与えることができます。
タイ語で生活する時に使える単語やフレーズ一覧はコチラにまとめました。
>>【一覧】タイ語日常会話まとめ〜ネイティブ音声付き〜
まとめ
そんな感じでタイに駐在をするならどのくらいの英語力が必要なのかをご紹介しました。
まとめるとこんな感じ。
- 欧米の企業と仕事をする場合:かなり高い英語力が求められる。TOEIC900点以上、英検準1級以上、英会話はいわゆる「ペラペラ」。
- 日系企業と仕事をする場合:英語力はほぼ必要ない。タイ駐在時の僕の上司も英語力0に近かったけど全く問題なく仕事をしていた。
- ローカルの企業と仕事をする場合:TOEIC800点以上、英検準1級以上は必要。もしくはビジネスレベルのタイ語が必須。
という感じです。
また、日常生活では英語を使用する場面はほとんどないので、簡単でも良いのでタイ語を身につける必要があります。
ただタイ語の話す・聞くは英語の勉強に比べて簡単な方だと思うので、その点は嬉しいポイントだと思います。
タイ語の読み・書きになると途端に難しくなりますが、話す・聞くまでができれば生活に困りません。
もしタイ語を勉強するならこの記事で紹介する参考書がオススメです。
>>タイ語おすすめの参考書【元バンコク駐在員が解説します】
ここまでお読みいただきありがとうございました。
※写真は全て自身がタイ駐在中に撮影したものを使用しています。