タイ語で「天気が良い」ー文化が違えば世界は違うー
(この記事は2017年1月10日、僕の過去ブログao-アオ-で公開した記事の転載です。)
タイ語で天気が良いはなんと言うのでしょう。
特段難しい単語ではないのですが、タイで「天気が良い」という際、少し気をつけるべき点があるので記事にしてみました。
タイ語で天気が良い
อากาศดี【aakàat dii/アーカートディー】天気が良い
- อากาศ【aakàat/アーカート】天気
- ดี【dii/ディー】良い
ほんとそのままですね。
「天気、良い」を並べただけです。
さて本題と言ってはなんですが、日本で天気が良いと言えば、どんな空を思い浮かべるでしょうか?
おそらくこんな感じではないでしょうか?太陽がさんさんと降り注いでて、なんなら雲が1つもなくて。
でもタイではこの空のことを「天気が良い」とは言わないんです。
タイで「天気が良い」というのはこんな空のことを言います。
見事な曇天ですね。
気持ちも暗くなりそうです。
でもタイではこの空を「天気が良い」というのです。
こんな空が広がってるとみんな嬉々として外出したくなるそうです。
日本人なら間違いなく「天気が悪い」と言っちゃいますね。
タイ語ではなぜ曇天を「天気が良い」というの?
タイに来たことがあるかたなら、体験したことがあるかもしれませんが、タイはとにかく暑いんです。
一番暑い3月・4月であれば、昼間は連日40℃を超えます。
それに熱帯特有のじめっとした空気が体を包み、外出中は常時サウナに入っているかのようです。
そんな天気の時はまさに一歩も外に出たくなくなります。
そう、タイではあまりの暑さのせいで、「天気が良い」と言えば、曇り空がどこまでも広がってて、そよそよと風が吹いてるくらいの日を「天気が良い」と呼ぶのです。
文化が違えば世界は違う
これ非常に面白くないでしょうか?
同じ「天気が良い」という言葉なのに、日本人とタイ人にとっての「天気が良い」はほとんど正反対です。
僕はここに異文化交流や外国人を理解するヒントが隠されていると思うのです。
今話題になってる韓国の慰安婦問題や中国との歴史認識の問題。
自分たちは100%正義だと思っていることでも、国や人が変れば100%悪になってしまうのです。
門外漢なので、中国や韓国の問題に関しては、どっちがどっちという言及は避けたいと思いますが、日本人には日本人の正義があり、彼らには彼らの正義があるのです。
ただ文化も人も言葉も違う人たちと接する時に、なぜ我々がそんな風に考えるのか、なぜ彼らがそんな風に考えるのか、そこをしっかり分析し、理解し、そうした上で、自分たちの正義を貫く時は徹底的に、歩み寄るときは歩み寄る、そんな姿勢が大切なんじゃないかと思います。
かくいう僕もまだまだ試行錯誤の状態ではありますが。
まとめ
なんか天気の話から随分と飛躍したような気がしますが、今日のまとめとしては文化、人、言葉が違えば、世界は違って見えるということでした。
タイに旅行に行く前に、英語がどのくらい通じる国なのか知っておくことをおすすめします。
>>タイで英語は通じるのかシーン別に紹介するよ。