商社で必要な英語勉強法【TOEIC810点・商社で3年以上働いてきた僕が解説します】
こんにちは、NOBLOGのノブです。
「商社で働くために必要な英語の勉強法を知りたい!」という方に向けて、商社で3年8ヶ月働き、TOEIC810点の僕が、商社で必要な英語の勉強法を実体験をもとに解説します。
この記事を読めば以下のことがわかります
それではいきましょう。
商社で必要な英語の勉強法
商社で必要な英語のスキルは以下の通りです。(4技能全部ですね。)
- リーディング
- ライティング
- リスニング
- スピーキング
それぞれの勉強法を順番に解説しますね。
勉強法①:リーディング
まずリーディングは「文法」と「単語」に分けられます。
文法
高校までの英語の文法を網羅できる参考書を1つ買いましょう。
僕がおすすめするのはこの「Next Stage」。通称ネクステ。
高校までの英語の文法がわかりやすくまとまっています。
この文法書に書かれている問題を全て押さえれば、仕事で使う英語の文法は完全に網羅できます。
僕はこの文法書を雨の日も風の日も繰り返し何度もやりました。
もちろん1回では絶対に頭に入らないので、何周も何周もはじめから最後のページまで繰り返します。
30周くらいやると、かなり頭に定着していると思います。
はじめは量的には結構きついかもしれません。
でも繰り返すうち次第に筋力がついてくるので、無意識に繰り返せるようになってきます。
単語
書店の参考書コーナーに行って高校生向けの単語帳を一冊購入してください。
単語帳は結構個人の好みがでます。
僕はこの「ターゲット1900」を超愛用してました。
Amazonとかで評価の高いものを買うよりは、実際に手に取ってみて買うことをおすすめします。
高校生向けの単語帳であれば正直どれもそんなに変わりません。
僕が単語帳を選ぶときに気にするポイントはこんな感じでした。
- 単語帳の持ちやすさ(ターゲット1900は細長いので持ちやすい)
- シンプルさ
- 網羅性
これも購入したら何度も何度も繰り返したほうがいいです。
お風呂でもトイレでもご飯を食べているときもずっと単語帳を横に置いて繰り返します。
1回で覚えようとするのはNG。
無理やり頭に詰め込もうとせず、見るだけくらいの感覚でもOKです。
繰り返しまくれば自然に頭に定着します。
勉強法②:ライティング
ライティングに関しては僕は特にこの教材をやったというのはなかったですね。
これは商社の仕事を始めてから実践で身につけた感じです。
例えば、商社でよく使う英語でこんなのがあります。
- We would like to place an order for 〜【〜を注文したい】
- Please provide the cargo with 2 weeks of Free time demurrage【フリータイム2週間ください】
- ETA is expected to be delayed due to a typhoon. 【(船の)港への到着は台風により遅れそうです】
ほんの一例ですが、例えば「Free time」とか「ETA」みたいな専門用語に近いフレーズや単語は仕事をしながらでないと身につきません。
でも「We would like to」とか「due to」みたいなフレーズってリーディングでしっかり身につけておけば、最初はたどたどしくても、次第に自然に書けるようになってきます。
あえていうなら、Hello TalkやHi Nativeのようなネイティブスピーカーに直接英語で質問できるアプリをダウンロードしておいて、英語でメッセージを送ってみても良いと思います。
僕もたまに「これなんていうんだけっけ?」「これって自然な英語かな?」みたいな時は英語で質問をしています。
勉強法③:リスニング
リスニングおすすめの勉強法は次の2つです。
- TOEICの参考書を解きまくる
- オンライン英会話で話しまくる
なぜこの2つがおすすめなのかは次の通りです。
TOEICの参考書がリスニングにおすすめな理由
TOEICの参考書はアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダのアクセントを何度も聞けます。
これから商社でいろんな国の人と話すことになるので、TOEICの参考書でアクセントのバリエーションに慣れておきましょう。
おすすめはこんな感じで解説少なめでドリル形式で解きまくれる参考書。
リスニングは「解説を読んで理解する」というより何度も聞いてとにかく慣れましょう。
オンライン英会話がリスニングにおすすめな理由
やっぱり活きた英語を聞くのが一番良いリスニング勉強法です。
それにオンライン英会話にはフィリピン人が多くいます。
商社であればアジア圏出身の方の英語を聞く機会も多いので、オンライン英会話で「アジアの英語」に慣れておくといいです。
勉強法④:スピーキング
スピーキングは留学で身につけるのがベストだと思います。
ただ中には金銭的に留学が難しかったり、すでに社会人で小旅行くらいしか海外に行けないという方もいるかと思います。
僕も留学は一切したことがありません。でも商社で必要な英語は身につけることができました。
そんな方に超おすすめなのがオンライン英会話です。
商社で英語を使う場面は以下の通り。
- 緊急の時の電話対応
- 海外出張時の工場見学
- 船の荷下ろし立ち合い時の船員への指示
海外出張のときの工場見学はこんな感じ
船の荷下ろしの立ち合いはこんな感じ(「荷役(にやく)」と呼びます)
これらの場面で必要な英語全てオンライン英会話で身に付きます。
おすすめのオンライン英会話はネイティブキャンプです。
売り込むつもりは一切ないんですが、まじでおすすめです。
毎月7,000円弱くらい払っておけば、何回でもレッスンが受けられるので、特に初心者は「英語を口に出す」ことに慣れられると思います。
文法とか発音のミス全然OKです。全然恥ずかしくないです。
僕も決して英会話は得意ではないんですが、上記にあげたような商社で必要になる最低限の英会話力はオンライン英会話で身につけました。
これからオンライン英会話を始めてみたいという方はコチラの記事を参考にしてみてください。
> 【2022年版】初心者向けのオンライン英会話4社を徹底比較!
商社で英語が全くできないとどうなるか
全くできないと、これは正直結構きついです。
例えば 「be 動詞ってなに?」とか「”I am going to go to the office”が翻訳できない!」みたいな感じだと英語を使う業務が多い中で、ストレスを感じることが多いと思います。
なので、商社に就職・転職する場合はまずはこの記事に書いたような方法でしっかり英語力をつける方がいいです。
目安としては以下の英語力がついていれば、十分に商社で使えるだけの英語力があるといえます。
- TOEIC600〜700点
- 英検2級
まずはしっかりここを目指しましょう。
「商社で必要な英語勉強法」のまとめ
まとめるとこんな感じ。
- リーディング:高校の参考書を繰り返しやりましょう
- ライティング:商社の仕事を始めてからでもOKです。強いていうなら英語質問アプリでアウトプットしましょう
- リスニング:TOEICの問題集をひたすら解きましょう。オンライン英会話で聞きまくりましょう
- スピーキング:オンライン英会話で話しまくりましょう。ミスは全然OKです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
このNOBLOGでは、「外国語はもっと気軽に話せる」をテーマに発信しています。
日本では、外国語を話すことのハードルはとても高く感じてしまいがちです。
でも、言葉は本来「誰かに何かを伝えるため」に使うものであるはず。
どんな短い言葉でも、シンプルな言葉でも、時に発音は正しくなくても、目の前のだれかに自分の思いが伝えられたなら、それは本当に素晴らしいこと。
このブログを読んでくれたあなたが、外国語を話す一歩をそっと踏み出してくれれば嬉しいです。
それではまた。
※記事中の写真はすべて自身が撮影したものを使用しています。