タイに移住するメリット・デメリットとは?【1年半の駐在で分かったこと】
(この記事は2017年11月12日、僕の過去ブログao-アオ-で公開した記事の転載です。)
こんにちは、ノブです。
2015年の10月~2017年の1月まで僕は駐在員として約1年半タイで仕事をしていました。
会社を辞めたあと全然日本に帰りたくなくて、タイのローカルアパートでニートをしてました。
そして時は流れて2017年11月、転職先の会社でタイに出張に行く機会をもらい、今週いっぱいタイにいました。
久しぶりにタイの空気を吸って、懐かしい風景を見て、当時考えてたことを色々と思い出してました。
そのうちの1つにタイは海外生活を送るなら、本当に良い国だということ。
今若い人でもたくさんの人がタイに移住したり、仕事を見つけたりしてるみたいなので、今日は1年半タイで生活をした僕が感じた「タイに住む上でのメリット・デメリット」を書いてこうと思います。
タイに移住するメリット
メリット①:日本のものが大抵手に入る
日本のものの手に入りやすさは東南アジア随一なんじゃないだろうか。
日本のスーパーマーケットやデパート、書店、美容室、「ここは本当に外国か?」ってくらい日本のもので溢れてます。
その1つの理由は、タイに住む日本人の多さ。
外務省の平成28年度のデータによると、在タイ日本人は7万人を越え、その数は年々増え続けています。
ってな感じでタイに住む日本人は増加の一途なんですね。
ちなみにこの数字は領事館に在タイ届けを提出してる日本人のみの数なので、実際は10万人を超えるとも言われています。
ここまで日本人が多いと、日本人のコミュニティが余裕で出来上がっちゃいますし、故に日本の食料や、日用品を手にいれることは容易いことなんですね。
メリット②:新しい言語を身につけられる
言語に興味のある人だったら最高でしょう。
タイでは英語は基本的に通じないので、長期で生活をしようと思うとタイ語が必要不可欠です。
タイ語って見た目が蛇みたいで難しそうだから、
(これですね↑)
話すのも難しいのかと思われがちですが、いえいえそんなことはありません。
文法は単語を並べるだけの超シンプル構造。
時勢の変化や、3人称単数、複数うんぬんなんて気にしなくても喋れちゃうんです。
学生時代、はじめて出会う外国語が英語なもんだから、外国語を身につけるのは、机に向かって何時間も勉強しないといけないんだ!、ってイメージがあると思いますが、タイ語はそんなことありません。
基本的なルールさえ覚えてしまえば、英語よりもずっと早い段階で日常会話までできるようになります。
ただ落とし穴があって、タイ語は発音が少し難しい、プラス、文字の読み書きを身につけるには英語よりもずっと時間がかかります。
とはいえ、タイの文字が読めなくても、タイで何十年と生活をしたりしてる人も多くいますので、タイ文字を読めることはタイに住む上で必須ではありません。
僕は1年半タイにいて、街の看板の文字を読める程度でした。生活には全く不自由ありません。
メリット③:親日的なタイ人
タイ人の日本人に対する感情は概ね良好です。
街には日本製品が多く流通していますし、映画や音楽などの日本文化も広く受け入れらています。
カラオケ店や日本相手のお店など、いわゆるプロは日本人に対して悪いイメージを持ってる人もいるでしょうが、おおらかな性格も相まって、一般的なタイ人は日本人に対して良いイメージを持ってくれてるように感じます。
タイに移住するデメリット
デメリット①:英語が通じない
次はデメリット。
タイでは基本的に英語が通じないと思って生活したほうがいいかと。
観光地や、観光客が多く訪れる場所なんかは英語を話せる人も多いですが、そのレールから一歩外れローカル世界に足を踏み入れると、簡単な英語も通じないことが多々あります。
さらに英語を話せるタイ人でも、タイ語訛りがきつく、彼らの訛りに慣れるのにはじめは時間がかかります。
新しい言語を覚えたくない、英語だけでやっていくんだ、って方にはちとキツイ環境かもしれません。
デメリット②:日本と同じような生活を求めると、出費がすごい
上にも書きましたが、日本の食料や、日用品は確かに簡単に手にいれることができます。
日本からの輸入になるため、基本的に値段は日本で買うときの3倍します。
もちろんタイで生産してるものについてはローカル価格で買うことができますが、日本のカップラーメンなど、日本だったら100円で買えるものも、300円したりします。
日本からの輸入品はだいたい3倍くらいになるイメージです。
また日本食レストランも、決して安くはありません。
タイ人経営のタイ人向けの日本食レストランはローカル価格で利用できますが、味は日本人好みではないことが多いです。
オーナーが日本人で、日本人向けのレストランは味も日本人好みですが、その価格は3倍とはいかないまでも1.5倍から2倍くらいはします。
デメリット③:人が多く、渋滞がひどい
これはタイの中でもバンコク特有かもしれませんが、とくにかく人が多く、渋滞もひどいです。
週末どこかに出かけようと思ってもまず頭によぎるのは、
- 「この時間渋滞してるかな…」
- 「絶対渋滞してるから、地下鉄で行こう、BTSで行こう」
みたいなこと。
タイに住み始めて数ヶ月はなかなかこの感覚がみにつかがず、タクシーに乗ったはいいけど、渋滞に巻き込まれて、待ち合わせに遅れるなんてことが何度もありました。
外出時の時間的な計画が日本のように立てることができず、慣れないうちはなかなかにフラストレーションが溜まるはずです。
そんな交通状況を裏手にとってタイ人はよく「渋滞がひどくて、待ち合わせ時間に待ち合わない」って言い訳をよく使います。
だから僕も待ち合わせに遅れそうになったら、渋滞じゃなくても、渋滞がひどくて遅れるって言うようになりました。
日本じゃ使えないけどね。
まとめ
デメリットをあげるよりも、メリットをあげるほうがずっと簡単な国だし、とても住みやすいように思う。
僕はバンコクにしか住んだことないけど、チェンマイや、パタヤ、プーケットなんかに住んでみるのもまた違ったタイが見れて良いと思う。
そんな感じ。
タイがすき。
タイ語は日常会話が簡単なところも良い。とりあえずここに書いた日常会話を覚えておけば生活が一気に楽しくなります。
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