タクシーに乗る時に使えるタイ語フレーズ&乗車時の注意点まとめ
こんにちは、NOBLOGのノブです。
今日はタイでタクシー(แท็กซี่[テックシー])に乗る際に使える簡単なフレーズを、解説と共にご紹介します。
タイは外国の中で安全だという認識がありますが、実は思わぬところに危険が潜んでいます。
タイに行く前、またはタイでタクシーに乗る前、必ず目を通してみてください。
目次
タイ語の注意点:ここをタップしてください(PCの方はクリック)
- タイ語は声調言語でカタカナをそのまま読むだけでは伝わらないことがあります。もし発音してみて伝われなければ、併記してあるタイ語をスマホ画面に表示させてドライバーに見せて下さい。
- 本文では省いていますが、「〜をしてください」を表現するときは「หน่อยครับ/ค่ะ(ノイカップ/カ)」を全てのフレーズの文末につけて下さい。男性であれば「カップ」、女性であれば「カ」です。
例:「ใช้มิเตอร์หน่อยครับ/ค่ะ(チャイミィーターノイカップ/カ)」メーターを使って下さい。
タイのタクシーで使えるタイ語
乗車時
【〜へ行けますか?】
ไปได้ไหม?(〜パイ・ダイ・マイ?)
例1:【スクンビットソイ31へ行けますか?】
สุขุมวิทซอยไปได้ไหม?(31スクンビット・ソイ31 パイ・ダイ・マイ?)
行ける場合は「ไปได้(パイダイ)」、行けない場合は「ไปไม่ได้(パイメダイ)」という返事が返ってきます。
例2:【ここへ行けますか?(地図を指差しながら)】
ตรงนี้ไปได้ไหม?(トンニー・パイ・ダイ・マイ?)
返答は上記同様です。
【メーターを使って下さい】
ใช้มิเตอร์(チャイ・ミィーター)
現在ではメーターを使ってくれるタクシーがほとんどですが、バンコクの観光客が密集する一部の場所ではメーターを使おうとしないタクシーがいます。
そんな時は上記のフレーズを言ってみてください。
もし上記を言っても使ってくれない場合、急ぎでなければそのタクシーには乗らないで下さい。
交渉して半値にしたとしてもメーターを使ったときよりも1.5倍は高めに支払うことになります。
例え拾ったタクシーがメーターを使わなかったとしても、あと2、3台声をかけてみれば、必ずメーターを使ってくれるタクシーに巡り合うと思います。
ほんの一部の中心地を除けば、メーターを使ってくれますので、お金を無駄にしたくなければ、交渉でタクシーには乗らないようにしましょう。
【今渋滞してますか?】
ตอนนี้รถติดหรือเปล่า(トーンニー・ロッティット・ルーパオ?)
バンコク、特にスクンビット通りなどの中心部は常に渋滞しています。
バンコクでタクシーに乗った場合まずはこのフレーズを使ってこれからの行き先が渋滞してるかどうか、聞いてみてください。タクシードライバーであれば、「この時間の、この場所は渋滞しているかどうか」は分かっていると思います。
そして渋滞しているようであれば、次のフレーズを使って高速道路に乗りましょう。
【高速道路を使ってください】
ขึ้นทางด่วน(クン・ターンドゥアン)
こういうと高速道路を使ってくれます。
高速道路代金は50バーツですので、乗車賃とは別途でトライバーに渡してください。
バンコクで渋滞にはまってしまうと、30分〜1時間はロスするのがザラにありますので、50バーツ(約150円)を支払って「時間を買う」方が絶対におすすめです。
ちなみにタイ語の「クン(乗る)」という発音は日本語には存在せず、練習しないと少し難しいので、通じなかった場合は「パイターンドゥアン」と言ってみてください。
「高速道路で行ってください」という意味になります。
【一般道で行ってください】
ถนนธรรมดา(パイ・タノン・タマダー)
行き先が渋滞しておらず、特に急ぐ必要もない場合、上記のフレーズを言うと一般道を使ってくれます。
【どのくらいかかりますか?】
ใช้เวลาเท่าไร(チャイ・ウェーラー・タオライ?)
行き先への大体の所要時間を知りたい場合、こう言ってみてください。
もちろんタイ語で聞けば、タイ語で返ってきますので、下記を参考に大体どのくらいかかるか参考にしてみてください。
- สิบนาที (シィップ・ナーティー):10分
- สิบห้านาที (シィップ・ハー・ナーティー):15分
- ยี่สิบนาที (イーシィップ・ナーティー):20分
- สามสิบนาที( サームシィップ・ナーティー)(クンチュモーン):30分
- หนึ่งชั่วโมง(ヌン・チュモーン):1時間
ただバンコクは渋滞天国ですので、どのくらいかかるか聞いても「わからない、渋滞次第だよ」と返答が返ってくることも結構あります。そんな時は素直に諦めましょう。
走行時
【真っ直ぐ行ってください】
ตรงไป(トンパイ)
「トンパイ、トンパイ」と重ねて使うと伝わりやすいです。
【左に曲がってください】
เลี้ยวซ้าย(リアオ・サーイ)
【右に曲がってください】
เลี้ยวขวา(リアオ・クワー)
【エアコンを強くしてください(暑い時)】
ช่วยแรงแอร์ (チュアイ・レーン・エー)
常夏のタイは外を歩くと汗だくになります。暑い場合は上記のフレーズを言ってみてください。
通じなければ「ローンカップ/カ(暑いです)」と言うだけもOKです。
【エアコンを弱くしてください(寒い時)】
ช่วยเบาแอร์(チュアイ・バオ・エー)
時たま冷蔵庫のように寒いタクシーに当たることがあります。
そんなときは我慢せずこのフレーズを言ってみてください。
通じなければ「ナーオカップ/カ(寒いです)」と言うだけもOKです。
【ゆっくり行ってください】
ช้าช้า(チャー・チャー)
タイ人ドライバーの運転はほとんどが荒く、危険です。
交通事故死亡率はワースト3に入るというデータもあるくらい。
そんなときは迷わずこう言ってください。
もし通じなければ「Slow slow」なんて分かりやすい英単語を重ねると伝わりやすいですよ。
【急いでください】
ช่วยรีบ(チュアイ・リープ)
極力このフレーズをいうのは避けましょう。
交通ルールが日本ほど整っていない国です。
他の車も縦横無尽に道路を走ってますので、そんな場所で高速運転をすると事故の危険性は確実に高まります。
降車時
【ここで止まってください】
จอดตอนนี้(ジョー(ト)・トンニー)
【左に止まってください】
จอดซ้าย(ジョー(ト)・サーイ)
【右に止まってください】
จอดขวา(ジョー(ト)・クワー)
タクシーに乗る時の注意点
出発は30分〜1時間の余裕を持つ
タイ、特にバンコクでタクシーに乗る場合にいつも頭に入れておきたいのは、「渋滞」のこと。
この街ではいつどこでも渋滞が発生してますので、空港に行くとき、待ち合わせをするとき、必ず30分〜1時間は余裕を持って出発するようにしてください。
お酒を飲んでタクシーに乗らない
これ本当に危険です。
お酒を飲んだままタクシーに乗ると、密室の安心感から眠り込んでしまうことがあります。
タイとはいえ、ここは外国。
次に起きたときは身ぐるみを剥がされ、田舎道に血だらけで放置されてた何て話も聞いたりします。
もしどうしても飲酒後タクシーに乗らないといけないなら、誰かと電話をするなりして絶対に寝ないようにして下さい。
タクシーの運転手と喧嘩をしない
特に交渉でタクシーに乗った場合、降車時はじめの言い値と違う、などのトラブルは往々にしてあります。
もちろん正当に抗議するのはいいですが、少しでも危ない雰囲気を感じ取ったら、お金を渡してその場から立ち去った方が吉です。
タイでは日本より拳銃を手にいれることが用意で、ダッシュボードや運転席の横に武器を忍ばせてることが多いにあります。
数百円をケチって命を奪われたら笑い話にもなりませんので、決して喧嘩にならないようにしてください。
こんなことを避けるためにも交渉制のタクシーには、はじめから乗らないようにしましょう。
まとめ
てな感じで今日はタイのタクシーで使えるフレーズ、そしてタクシーに乗る際の注意点をまとめてみました。
タクシーで使うフレーズはほとんど決まってますし、一度覚えてしまえば、移動が断然簡単になります。
またタクシーの運転手と世間話をしたりすれば、タイ語力が上がるという嬉しいメリットもあります。
ただ気をつけたいのはここは外国。思わぬところにいつも危険が潜んでいるということを頭に入れて、楽しいタクシー乗車ライフを送ってください。
タクシーに乗る時以外のタイ語を知りたいと思ったら、こちらをご覧ください。僕がタイ生活で厳選した日常会話一覧です。
>>【一覧】タイ語日常会話まとめ〜ネイティブ音声付き〜
(この記事は2017年11月26日、僕の過去ブログao-アオ-で公開した記事の転載です。僕はタイ語の練習ができるので、タイでタクシーに乗るのが結構好きでした。)